GitHubは、コードの管理や共同開発のための便利なツールです。
多くのプロジェクトが公開されているため、自分の環境をローカルに保存して編集したいことがあるでしょう。
その際に使う方法として「フォーク」と「クローン」があります。
この記事では、この2つの方法の違いと、それぞれの手順を解説します。
フォークとクローンの違い
GitHubにあるプログラムをローカルで作業したいな。
ウルくん
あもん
「フォーク」する方法と
「クローン」する方法があるよ。
| 項目 | フォーク | クローン |
|---|---|---|
| 作成場所 | GitHubの自分のアカウント | ローカル環境 |
| 目的 | 他人のプロジェクトをコピーして編集 | リポジトリーのコンテンツをローカルで作業 |
| 使用例 | プルリクエストを送りたい場合 | ローカルで試したい場合 |
Fork（フォーク）
フォークは、他の人が作成したリポジトリーを、自分のGitHubアカウントにコピーする感じです。
それから独自の変更を行っていくという使い方をします。
つまり、オリジナルのリポジトリーとは別の自分専用のリポジトリーがGitHub上に作られるイメージです。
自分が変更した内容を、オリジナルに反映してほしい場合にはプルリクエストを行います。
2.Clone（クローン）
クローンは、リモートリポジトリーをダウンロードして、そのまま編集・作業をする感じです。
GitHub上に変更があるわけではなく、あくまで、ローカル環境にリモートのリポジトリを保存するものです。
そのため、オリジナルのリポジトリに変更を加える、GitHub上で管理するには
適切なコマンド操作が必要になります。
フォークする方法
フォークは、GitHub のウェブサイト上で行います。
- GitHubでリポジトリーを
フォーク開きたいリポジトリーのページを開きます。 - 「フォーク」ボタンをクリックリポジトリーの
右上にある「フォーク」ボタンをクリックします。 - フォーク先の選択
フォーク先として自分のGitHubアカウントを選択します。 - フォーク完了
フォークが完了すると、自分のアカウントにフォークされたリポジトリーが作成されます。 - ローカルにクローンするフォークした
リポジトリーのURLを取得し、以下のコマンドでローカルにクローンします
git clone https://github.com/自分のアカウント名/リポジトリー名.gitクローンの方法
他人のリポジトリーをそのままローカルで作業したい場合は、以下の手順を実行します。
- リポジトリーのURLを取得
GitHubのリポジトリーページにアクセスし、「コード」ボタンをクリックします。
表示されるドロップダウンからHTTPSのURLをコピーしますhttps://github.com/ユーザー名/リポジトリー名.git。
- ローカルにローンするターミナル
（コマンドプロンプトやGit Bash）を開き、以下のコマンドを入力します。git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリー名.git - クローン完了
クローンが完了すると、ローカルにリポジトリーがダウンロードされます。 - 作業ディレクトリに移動
リポジトリーのディレクトリに移動します。cd リポジトリー名 - 編集作業を開始
ローカル環境で自由に編集や作業を始めましょう。
フォークかクローンを選ぶ基準
- 誰かのプロジェクトに貢献したい場合は「フォーク」を選びます。自分のアカウントで編集し、プルリクエストで貢献できます。
- 個人で試したい、またはオリジナルのリポジトリーに影響を与えずに使いたい場合は「クローン」を選びます。
まとめ
GitHubのリポジトリーをローカルに保存して作業する方法として、
フォークとクローンの2つがあります。
フォークは主に共同作業や貢献に使い、
クローンはローカル環境での作業に適しています。
プロジェクトに合った方法を選びましょう！